入門希望者へ講習を致しました。修行の場となる山々や、行事はあっても、その儀礼や作法を教える場は多くはありません。ないと言っても過言ではないかもしれません。修験道を習いたくても、簡単ではないのです。
講習を受けた二人は学ぶを求めて本宗へ辿り着きました。朝9時半から面談で意志を確かめた後、直ぐに講習を始めました。午後と夜の祈祷を挟んで、弟子も駆り出し丸半日の指導を行いました。
しかし、本当に難しいのは教え学ぶ亊ではなく、修行を続ける亊です。このハードルを乗越え、入門に至る者は十人中二~三人しかいません。私達に出来る亊は手を抜かないで教える亊です。彼らの満行を祈念します。