山形県東根市という田舎の民家が本山の古流修験本宗。小さな宗派が主催する山伏修行に世界から行者が集います。今年は国内をはじめ、カナダ、ドイツ、中国、香港から合わせて26人の参加でした。まずは修行に集った面々の顔を見て下さい。参加者全員が在家者です。プロの宗教家は一人もおりません。
主催者である私を含め、なぜ毎年このような行事を執り行うのか、何となくとしか答えられませんが、山に入り下界に戻る頃には、また来年も参加するという気持ちになるから不思議です。
修験道は実践宗教です。やった者にしか、その価値は分かりません。今年の甑嶽峰中修行の様子を紹介して参ります。なぜ私達がこの修行に魅せられるのか、少しでも伝えられるとしたら、何かしらの人生の目的を見つける手助けになるかもしれません。