「占いで自分の未来が分かれば、もっと毎日が過ごしやすくなるかも」
そんなふうに考える人も多いのではないでしょうか。
「占いなんてしたことないよ」と言う人でも、実は意外に、占いに触れていることがあります。
例えば、朝、出かける支度をしている最中に、何気なくつけていたテレビ番組で、星座占いをやっていたりすると、もし自分がなんの星座か知っていれば、つい自分の星座の運勢が気になってしまうものではないでしょうか。
そこで、12星座中一番運勢が良ければ、なんとなく一日ハッピーな気分になれますし、逆に一番最下位だと、その時の解説に聞き入って、開運アイテムやラッキーカラーなどを意識したり、アドバイスを参考にしたりすることもありますよね。
こんな風に占いの中でも星座占いは、テレビの情報番組や、新聞、雑誌などでよく見かけることができるため、一番身近な占いといえます。
そこで、この身近な星座占いについて、どうやって占うのか、また当たるのか、その仕組みについて解説していきます。
星座占いとは?
星座占いとは、星や天体を使った、昔からある西洋占星術を簡略化したものです。
そもそも占星術とは、太陽や月、惑星、小惑星といった天体の位置や動きに基づいて占う方法です。
そのなかでも、西洋占星術は、生まれた日時の太陽と星座の位置からホロスコープを作成し、その人の性格や運命だけでなく、社会の動きを経験的に判断して、さらに詳しく読み解くことができます。
占星術で重要となるホロスコープは、特定の日時や場所における天体や星座の配置を記した天体図のことで、例えば生まれた日は同じだったとしても、生まれた時間や場所が異なれば、ホロスコープも全く違うものになります。
西洋占星術ではこのホロスコープを元に、その人の性格や運勢、才能などを読み取っていくのですが、詳しくホロスコープについて説明をする前に、まずは西洋占星術がどのように誕生したのかについて見ていきましょう。
西洋占星術の成り立ち
12星座占いの元となる西洋占星術は、紀元前のバビロニアに起源を持ちます。
最初に、星の動きそのものに興味を持ったのが、紀元前6,000年頃のメソポタミア地方におけるシュメール人だといわれ、その後紀元前2,000年頃に、メソポタミア文明を興したバビロニア人によって、星の動きから神々の考えを読み取ろうとする動きが起こり、やがて君主や国家にかかわる出来事の前兆を予見するようになりました。
当時の占星術をプロト占星術と呼びますが、これは現代まで続く占星術の礎となっています。
しかし、プロト占星術では現代のようなホロスコープを作成することはなく、鳥の鳴き方や動き、儀式で捧げた生贄の状態といった、自然現象から読み取る占いの一部にすぎませんでした。
ただ、このプロト占星術がギリシャに伝わり、本格的な占星術に発展していったのはまちがいありません。
ギリシャに伝わったプロト占星術は、当時植民地だったアレキサンドリアでさらに発展し、紀元前1世紀までには、「惑星」や「サイン」、「ハウス」といった、現在の占星術でも用いられている、ホロスコープの基本要素が完成しました。
星座はどうやって誕生した?
1万6500年ほど前の後期石器時代にクロマニョン人によって描かれたとされる、有名なフランスの世界遺産「ラスコー洞窟」の多くの壁画の中に、夏の大三角形や「牡牛座のすばる」をモチーフとしたものがあり、これが「世界最古の星図」と見られています。
このように、古くから人々は星の輝く天空に、いろいろな姿を重ねてきたわけですが、西洋占星術で用いられる星座も、2世紀頃のメソポタミア地方の羊飼いが、夜空に浮かんだ無数の星を自由に繋いで、動物や英雄の姿を思い描いたのが最初だと言われています。
もっとも、ラスコーの壁画に描かれたものが星座だとなれば、それよりも遥か以前に星座らしきものが誕生していたことになりますが、いずれにしろこの星を繋いで形を紡ぐというものがギリシャに伝わって、そこで神々にまつわる神話や伝説と融合し、ギリシャの天文学者だったプトレマイオスによって48の星座に整理されました。
この「プトレマイオスの48星座(「トレミーの48星座」とも呼ばれる)」が、現代の天文学で使用される星座の基本となっています。
ただ「プトレマイオスの48星座」は、北半球から見える星座だけを集めたものでしたので、のちの大航海時代を迎えて南半球から見える星座も付け加えられました。
その後も、多くの天文学者たちによって星座はどんどん増え続け、収拾がつかない状態に陥ってしまいましたが、1928年国際天文学連合によって公式に88の星座が定められたのです。
星座が占星術に進化した
古代の天文学者たちは、天空の太陽や月、星座の動きや位置を見て、季節の流れや地上の出来事を予兆し、また国の将来を占っていました。
特に、地上を照らし恵みをもたらす太陽は神として崇め奉られ、その1年の間に動いていく道を黄道と呼び、その道に位置する12の星座を黄道12星座と呼ぶようになりました。
そして、古代ギリシャに星座が伝わり、神々の神話や伝説と結び付けられ、その物語によって名前が付けられると、星座だけでなく惑星も、いろいろな要素が追加された性質や特徴を持つようになりました。
そうして、占星術はさらに発展していくことになったのです。
星座占いになるまで
新聞や、雑誌で見られる星占いあるいは星座占いは、太陽サイン占星術といいます。
本来の占星術では、星座との惑星の位置関係や、太陽だけでなく月や火星、金星などの惑星の動きなども考慮して判断されますが、それでは複雑であるために、太陽と星座の関係のみに着目したのが、太陽サイン占星術(サン・サイン占星術)です。
太陽サイン占星術が最初にメディアで紹介されたのは、イギリス人のリチャード・ハロルド・ネイラーが、ロイヤルベビーのマーガレット王女が誕生した1930年に、彼女を太陽サイン占星術で占った内容を新聞に投稿したことでした。
そのことがきっかけとなり、星座占いが普及したのです。
そして、アメリカの占星術師及び詩人のリンダ・グッドマンは、1968年に太陽サイン占星術を記した「太陽の兆候」という本を出版します。
この本がニューヨークタイムズのベストセラーリストに選ばれたことも、現代の星座占いの浸透につながっていきました。
東洋占星術の歴史
占星術には、バビロニア、ギリシャからヨーロッパで発展していった西洋占星術の他に、インドのインド占星術、そして日本や中国で独自に発展した東洋占星術があります。
東洋占星術は、インドに伝わった西洋占星術がやがて中国に伝わって誕生したものです。
中国では国を動かす支配層だけでなく、民間でも様々に研究されたことで多くの占いが誕生しました。
つまり、東洋占星術とはひとつの占いを指すのではなく、東洋で生まれた多くの占星術のすべてを総称しているのです。
そこで、主な東洋占星術を下表にまとめました。
九星気学(日本) 生年月日を9つの九星にわけ、干支と火水木金土の元素から生まれた五行思想をもとに占う
紫微斗数(台湾) 人生設計と自分の願望があっているか、またマッチさせる方法を探る占星術で、台湾を中心に人気がある
宿曜占星術 弘法大使の空海が日本にもたらした宿曜経という宗教の経典から、密教徒が作り出した占星術
東洋占星術の占い方法
東洋占星術にはさまざまな種類がありますが、なかでも日本に縁が深い宿曜占星術について紹介します。
宿曜占星術は「すくようせんせいじゅつ」または「しゅくようせんせいじゅつ」と読みます。
平安時代、弘法大使「空海」が唐より持ち帰った、真言密教の経典「宿曜経」をもとにして、密教徒たちによって作り出されました。
なお、宿曜経は「智慧の菩薩」とされる文殊菩薩によって生み出され、またこの宿曜経によって日本で曜日が使用されるようになりました。
さて、宿曜占星術では、天を移動する月の動きを元にして、28宿または27宿と、宿道12宮を定められており、月の状態によって性格や運勢、また物事を行う日の吉凶を占います。
28宿 には「昴宿(すばるぼし)」や「翼宿(たすきぼし)」、「胃宿(えきえぼし)」など名前がつけられており、星座占いにおける星座のような意味合いを持つことから「星宿」と呼ばれます。
しかし、この28宿から「牛宿」を除いて27宿になると、月の動きと密接な関係を持つことから「月宿」と呼ばれ、28宿とは区別されます。
宿曜占星術はこの28の宿や、牛宿を抜いた27の宿をもとに、生年月日や生まれた時の月の位置を割り出し、人の性質や出来事を占うのです。
なお、28宿は以下の様に分類できます。
宿名 | 和名 | 吉事 | 凶事 | |
東方青龍 | 角宿 | すぼし | 仏事の祭りや事業開拓 | 葬式 |
亢宿 | あみぼし | 物事の初め | 造作 | |
氐宿 | ともぼし | 建築・旅行・農業・酒造・結婚・開店 | その他 | |
房宿 | そいぼし | 祝い事全般 | おごりや不遜な態度は避ける | |
心宿 | なかごぼし | 祭祀・事業開拓 | 造作・結婚 | |
尾宿 | あしたれぼし | 結婚・開店・移転・新規ごと | 造作・結婚、盗難注意 | |
箕宿 | みぼし | 池堀・水路の構築・酒造・改築 | 大事 結婚式や葬式は避ける | |
北方玄武 | 斗宿 | ひきつぼし | 車両の新調・建築・新規事業開拓 | |
牛宿 | いなみぼし | 移転や旅行・投資など万事に吉 | ||
女宿 | うるきぼし | 職務や公務・芸能に関すること | 新築や衣類の新調・結婚・葬式など | |
虚宿 | とみてぼし | 急ぎごとに吉だが入念に | 相談・造作・積極的に動くこと 祭り事は避ける | |
危宿 | うみやめぼし | 大事は避けて慎重に取り組む | 衣類仕立て・高所作業 | |
室宿 | はついぼし | 結婚・祝い事・祭祀 | 葬式 | |
壁宿 | なまめぼし | 建築や新規事業・結婚 | 南への進出はよくない | |
西方白虎 | 奎宿 | とかきぼし | 出張や酒造 | 新規のことには不向き |
婁宿 | たたらぼし | 急ぎごとに吉 万物に吉 | ||
胃宿 | えきえぼし | 開店・移転・求職 | 造作や葬儀 | |
昴宿 | すばるぼし | 吉祥の宿とされ、神事と仏事、開店・開業 | 着衣の新調 | |
畢宿 | あめふりぼし | 建築関係 | 投資や仕入れなど出費 | |
觜宿 | とろきぼし | 仏事や神事・建築関係や引っ越し | 投資や事業拡張 | |
参宿 | からすきぼし | 商取引・建築・縁談・祝い事・旅行 | ||
南方朱雀 | 井宿 | ちちりぼし | 人への福徳が自分に返ってくる 婚姻や祭事・商談 | 衣服の新調 |
鬼宿 | たまおのぼし | 婚礼を除く全般 | 婚礼 | |
柳宿 | ぬりこぼし | 一般的には凶だが積極的なことのみ良い | 結婚・葬儀・衣服の新調 | |
星宿 | ほとおりぼし | 農耕・改築・先祖の供養 | 一般的な祝い事や祭り事 | |
張宿 | ちりこぼし | 神仏祈願や慶事・新規事業 | 衣類断ち | |
翼宿 | たすきぼし | 建築・農耕 | お祝いや祭り事・公事には用いない | |
軫宿 | みつかけぼし | 新しいこと |
星座占いの占い方法
ここまで、西洋占星術と東洋占星術についてみてきました。
体系的には別物のふたつですが、そもそもは自然の事象から、いろいろなことについて読み取ろうとするもので、似ている部分も多くあります。
しかし、より簡単で日常生活においてなじみ深い占いといえば、やはり西洋占星術を簡単にした星座占いではないでしょうか。
本来の西洋占星術では10の惑星を使用しますが、星座占いは別名「太陽サイン占星術」と呼ばれるように、太陽の動きに的を絞って占います。
生まれた日時、時間、場所において、天球のどの位置に太陽があったかで、その人の性格や気質、運勢を占っていきますが、ここで使用する星座とは、天文学的な夜空に輝く星座ではなく、太陽の通り道である黄道を12等分した領域を意味し、サインや黄道12宮とも表されます。
自分が生まれた時に、どの星座に太陽があったかで占いをする星座占いは、誕生日が分かれば太陽の位置も割り出せるため、簡単に占いができることから早いスピードで広まり、現在でも雑誌や新聞の占いコーナーとしても利用される、とてもポピュラーな占いです。
太陽の位置だけで判断するため、本来の占星術よりも精度は低くなってしまうものの、性格や運勢、相性判断などが気軽に占えると、現在でも高い人気があります。
占星術で使用されるホロスコープとは
西洋占星術では、誕生日を元にホロスコープを作成することから始まりますが、このホロスコープとは、誕生日における天体の配置図です。
西洋占星術では、10個の惑星の位置をそれぞれ該当する位置に記していくことになりますが、星座占いの場合は太陽の位置のみが重要となります。
そのため、星座占いではホロスコープを作成することはありません。
ただ、より詳しく占いを行うためには、ホロスコープの作成は必要不可欠であるため、このホロスコープの構造について、もう少しだけ詳しく解説していきます。
黄道12宮と天球12室ってどんなもの?
ホロスコープは、地球(自分のいる場所)を中心として、誕生日と生まれた時間、そして生まれた場所における惑星や星座の位置を表すものになります。
円の外側には、黄道を30度ずつ分けた黄道12宮(サイン)を描き、その内側に、12等分に区切って番号を付けた天球12室(ハウス)があります。
この、黄道12宮と天球12室は占星術において重要なポイントとなりますので、それぞれについて解説していきます。
黄道12宮とは
星座占いでは黄道を12の領域(星座)に分け、これを黄道12宮と呼び、ホロスコープを作るときに、サインとして使用します。
12のサインはそれぞれ性格や素質、才能といった特徴や特質を持っているため、これが性格や運勢判断の元となっています。
黄道12宮の成り立ちは、古代バビロニアの天文学者たちが、地球の赤道と太陽の軌道が交わっている点を起点として、太陽の通り道である黄道を、30度ずつ12等分しました。
このとき、黄道には13の星座が位置しましたが、そのうちのひとつ(へびつかい座)を除いた12星座を、それぞれの位置にあてはめ黄道12宮(サイン)と名付けたのです。
どうしてへびつかい座が除かれたかというと、同じ位置にはさそり座もあり、こちらが黄道12星座に選ばれてしまったため、へびつかい座は除かれてしまったといわれています。
しかし、へびつかい座も黄道上にあるのだから、12星座ではなく13星座にするべきだという意見や、またNASAも黄道上には13星座あると公式見解を発表したことで、13星座占いというのも行われるようになりましたが、しかし、星座占いは12星座のままで行われることが多いようです。
天球12室とは
黄道12宮が太陽の移動していく道を分けたものあるのに対し、天球12室とは地上における空間を12等分に分けたものを指します。
惑星の位置を示す座標である、黄道12宮のサインに、出生日時をもとに10の星座を並べると、フラット・チャートと呼ばれるものができます。
このフラット・チャートを12個にわけて、テーマを持たせる役割を持つのが、天球12室というもので、ホロスコープではハウスという名称で使われているのです。
ハウスにはそれぞれ第1ハウス、第2ハウス…と名前があり、西洋占星術では天体がどのハウスに位置するかで、その人の性格や運勢などを読み取っていくことになります。
またハウスには、生活に密着した事柄や、人生で起こる具体的な出来事を象徴し、そのときの時代の特色や文化が強く影響しています。
また、ハウスには12星座のイメージも受け継がれ、テーマとして大きく映り込むのです。
向かい合う対角線上のハウスとは、お互い相関関係にあり、1つの出来事に対して物理的なことと、精神的なことが分かるようになっていることもあります。
星座占いは太陽の位置が重要
星座占いには天球12室(ハウス)を分割する方法によって、いろいろなハウスシステムが存在します。
大まかにわけると、太陽を第1室に置くソーラー・ハウスシステムと、分割方法によってハウスの境界線が異なるASCハウスシステムです。
西洋占星術では、ASCハウスシステムに分類される「プラシーダス方式」や「コッホ方式」が主流ですが、太陽星座を利用する星座占いの場合は、ソーラー・ハウスシステムでホロスコープを作ります。
特に、太陽の位置を第1室として、ハウスを星座ごとに30度ずつ均等に分割していくソーラー・サイン・ハウスシステムなら、一番手軽にホロスコープを作ることができるでしょう。
このように、星座占いではホロスコープを作る上でも、また簡単にその日の運勢を判断する場合でも、生まれたときの太陽の位置がどこにあったかということをベースに考えることが大切になるのです。
星座占いで分かること
雑誌でよく紹介されている12星座占いと、ホロスコープを作って占う西洋占星術は、そもそも使用する惑星の数が異なることから、占いの精度が違います。
また、日本ではあまり重要視されない、「生まれた時間」も占いの判断材料に欠かすことができません。
西洋占星術は、こういった誕生日や生まれた時間をもとに、そのときの天体そのものの位置や、ほかの天体との位置関係などについて、膨大な数のデータと照らし合わせて、占術結果を出していくため、より詳しい結果を出していくことができるのです。
「人生の目標のアドバイス」や「夢をかなえるために何をするべきか」、「自分は何のために存在しているのか」といった、自分自身を更に知ることに優れています。
しかし、自分自身を占うことには向いているものの、相性判断などにおいては、相手の生まれた日時を知らないと占えないといったデメリットがあります。
なにより、占いをするためにはまずホロスコープの作成が必須ですし、作成されたホロスコープからその人の特徴や特質、運勢を詳細に読み取るためには、占術師としてのスキルや経験が求められます。
一方で12星座占いは、生年月日だけで総合運や恋愛運、金銭運、仕事運などを見ることができます。
また、メディアによっては星座ごとにランキングにしたり、その月のラッキーカラーやアイテムも載っていたりするなど、西洋占星術に比べれば精度は劣るとはいえ、簡単に性格や運勢、気になる人との相性を判断できるという手軽さが、人気の理由といえるでしょう。
「今日の運勢」って当たるの?
新聞やテレビで紹介される「今日の運勢」をチェックしているという人も多いのではないでしょうか。
「今日の○○座は1位」と言われると、うれしくなりますよね。
しかし、そもそも「今日の運勢」は、当たるのでしょうか?
当たるという占いの結果は、多くの場合は行動の結果が偶然一致したか、自分で当たったと思いこんでいる可能性が高いようです。
例えば、「忘れ物に注意しましょう」や「ケガをする可能性がある」「新しい出会いがある」というような、おおよそ誰にでも当てはまるような内容を、あたかも特定の個人だけの占い結果だとすることで、それは「自分に当たっている」と思わせることできる効果を、バーナム効果と呼びます。
このバーナム効果に、都合のよい情報ばかりを集め、反論の情報は無視してしまう「確証バイアス」もプラスされると、占い結果はより当たっていると結論を出してしまうこともあるようです。
ホロスコープを作らない12星座占いは、手順をかなり簡略化して占術結果を出していますので、当然精度は下がり、中には当たっていないという人もいるでしょう。
占いの的中率を上げるには、必要となる情報が比例して増えていくことになりますので、テレビや雑誌などの簡易的な12星座占いは、単純にエンターテインメントとし、1位だったらラッキーという軽い気持ちで楽しむことをオススメします。
甑獄山観音寺の修験占いとは
ここからは、当サイトの修験占いについて詳しく紹介します。
当家の甑獄山観音寺は「しょうがくさんかんのんじ」と読み、大化4年(648年)に寺を開きました。
代々、山伏として、山や川の自然の中で精神を鋭く磨き、身を清めて神仏に仕えています。
修験道という、仏教に山岳信仰を取り入れた日本の宗教で世界と対話して、日常のトラブルだけでなく、農作業の天候についても、相談に乗ってアドバイスを行います。
修験占いでは生まれた星が重要となる
修験占いの詳しい方法は、暦を使って時の流れを読み、生まれた日をもとに「生まれた星」を決めます。
まず、生まれ年を9つに分けてから、さらに生まれた日を前世の運命をもとに9つに分けるのです。
そこから「これからの運命」を27に割り振り、生まれた星の選出は行われます。
生まれた星は、9(生まれ年)と9(生まれた日)を掛け、さらに27(これからの運命)という数字を乗算した合計の2,189通りから割り出してベースとなる運命を占います。
生まれた星と、月の周期や毎日朝晩の祈りで感じる、自然が伝える気によって運勢を占うことができるのです。
また、修験占いでは、運勢と共に占ってほしいという人の運命が分かります。
自分の性格を知ることで、人生で起きることにどのように対処するのが最適か、その後どのように未来を進んでいくことができるかを判断できるのです。
そのうえ、これから起こる可能性の高いトラブルも予見することが可能です。
ラッキーデーや、運の悪くなる日を、暦や月、星の気を祈りによって感じることで、日時まで割り出すことができます。
職場の人間関係や交際相手との相性についても、詳しいアドバイスが可能です。
相手に打ち明けるタイミングや、恋人に別れを告げる最適な日時を伝えられるのです。
古流修験占いとほかの占いの違い
とはいえ、本物の占い人は運命を定めることはしません。
命を運ぶと書いて運命とはよく言ったもので、自分が積極的に関わり展開していくものが運命だからです。
生年月日から占うことで、その人の性格や生き様は実際に手に取るように分かりますが、そうした生き様は束縛された檻の中の生き様と言ってよいでしょう。
若い年の頃は、そうした定められた自分の運気に乗って、がむしゃらに生きてもよいのですが年を重ねてくると、そうした勢いだけでは無理が出てきます。
そうなれば、回りとの諍いが生じてしまうのです。
大抵の方は、「長い物には巻かれる」生き方を選びますが、そうした考えは自分を空しくさせていきます。
成功者は、占いが定める自分の命運に頓着せず、アドバイスに束縛される生き方をしないのです。
占いをしている者としては、おかしい発言と思われるかもしれません。
正直に申しますと、見てもらった占いが当ったとおっしゃる人ほど、捕らわれ、束縛された中で生きています。
古流修験の占いが、他の占いと決定的に違うのは、悩んでいる人を束縛から解き放つ生き方に導くからです。
占いが当たった・外れたと一喜一憂するようでは、充実した人生は送れません。
占いのアドバイスによって、束縛されない運命を自分で開発することで、人生は豊かになります。
古流修験はその為に、相談者の運気を徹底的に調べ、性格やクセ、日常生活の行動パターンなどを分析します。
ようするに、現状の悩みや不安の原因を当て、その上で皆さまが持っている運命の星を、一度捨てて頂きます。
世界的に有名な自動車会社の経営者がおりました。
強い指導力でぐいぐいと経営をしていましたが、やがて傲慢となり自分を改め見つめ直す事はしませんでした。
その結果は、4回にわたる逮捕に見舞われたのです。
汚れた星を捨てるタイミングを失うと、結果として不幸になる可能性が高まります。
一方、日本からアメリカに渡り、成功した野球選手がいます。
彼は当初、自分個人の記録にこだわり、徹底的に追及しました。
それがある時期から、「個人よりもチームの為に尽力しよう」と発想を変えたのです。
引退した後も尊敬され、今もなお多くの野球選手の目標となっています。
彼は自分の運命である強い星をあえて捨て、別の星に見事なタイミングで乗り換えたのです。
この二人の生年月日を分析すると、その生き様の違いがどのような運命をもたらしたのか、手に取る様によく分かります。
占いは牢獄ではなく、皆さまの人生を輝かせる天からの贈り物です。
占いに不幸な言葉などは必要ないのです。
古流修験で、皆さまの運気を輝かせてみせましょう。
星座占いとの違い
星座占いと修験占いの違いはどこにあるのでしょうか。
星座占いでは、自分の性格や恋愛運、これから起こることのアドバイスが受けられます。
しかし、修験占いには星座占いの要素も組み込まれているため、修験占いを受けることは、同時に星占いも受けることになるのです。
また、修験占いは、四柱推命やタロット、手相やヒーリングなどの占い方法が組み込まれており、占いを完備しているともいえるのです。
修験占いの料金
修験占いの設定は下記のようになっております。
基本 20分 5,000円から
多くの占い師は恋愛運や総合運を1件ずつ分けて占うので、すべてを一度に占うとなると時間とお金が、かかることもあるのです。
一方で、修験占いは、以下のことどちらかを一度に占ってもらえます。
一般的な全体運気
- 性格鑑定と、そのアドバイス
- 1年の運気判定
- 1ヶ月の詳細な運気判定
相性鑑定
- 2人の性格鑑定
- 相性判断
また、10分間の無料鑑定以外は、トラブルを予見し、ベストな日を見極めるカレンダーをお渡しします。
様々な相談に乗り運勢を占いますので、お気軽にご相談ください。