恋愛や結婚、友達との関係などに悩んだとき、あるいは進学や仕事といった将来について考えたとき、占いしてもらおうかな?と考えたことはありませんか?
占いは雑誌にも新聞、地元のフリーペーパーなどにもよく載っていますよね。
ゲームセンターには占いの機械も設置されていることがあります。
読んでいた雑誌の占いを何気に読んでみたら意外と当たっていたとか、朝のワイドショーの占いで今日はトラブルに巻き込まれやすいといっていたから、おとなしくしていようなど日常生活のいろいろな場面で、占いは私たちの身近にあふれ意識せずとも何気に利用しています。
またネット上にもたくさんの無料占いサイトが存在し、スマホで見ていたサイトに載っていた占いに興味を持ったのでやってみたという経験を持っている人もいるでしょう。
ところで、占いって当たるのか、当たらないのか気になったことはありませんか?
特に重要な決定をするときの参考にしようと考えていたら、当たらないと困りますよね。
そこで占いは本当に当たるのかについて、当たる占い師の条件や無料占いの仕組みなどを紹介しながら「占いの真実」に迫っていきます。
そして甑嶽山観音寺(当家)が行っている、門外不出の秘法「修験占い」についても紹介していきますので、興味を持たれた方はお気軽にご相談ください。
目次一覧
占いは本当に当たるのか?
占いは知りたい内容によって、最適な占いがある
占いというと、生年月日占い、血液型占い、星座占いなどがパッと思いつくのではないでしょうか。
しかしこれは種類ではなく、占うための方法です。
そしてどんな占いであっても、得意・不得意な分野があり、占いたい内容によってぴったりのものを選ぶ必要があります。
占い師であれば、相談内容から異なる占いを組み合わせることでより正確な結果を導き出すこともありますが、ネット上のサイトなどを利用する場合は、自分でどのようなものを利用するのか選ぶ必要があります。
そこで、まずは占いの種類に付いてみていきましょう。
占いの種類
占いは主に命(めい)、卜(ぼく)、相(そう)の三つに分けることができます。これは占いの根源となるものや、その占いで分かる内容によって分類されています。
命(めい)は運勢や本質を知る
人が生まれた日や時間は、一生変わることがありません。
そこでこの変わらない情報を元にして占うのが命(めい)です。
生年月日や生まれた時間などから、その人の生まれ持った本来の性格や能力、特徴、運命や宿命などを知ることに適しています。
生まれて持ったものだけでなく、のちのち身に付いたものについても少しは知ることができますが、ある昨日と今日でもうつり変わってしまう「相手の気持ち」のように、その時々で状態が変化してしまうようなものを知ることには適していません。
命に分類される占いには、四柱推命、西洋(せいよう)占術、誕生日占いなどがあります。
卜(ぼく)は占いのタイミングに意味を持つ
タロット占いや易占の筮竹(ぜいちく)や算木(さんぎ)と呼ばれる植物の茎、あるいは亀の甲羅や牛の骨など専用の道具を使って占います。
卜(ぼく)では占いをしたその時間に意味があると考え、特定の情報(生年月日など)を利用しません。
命とは違って変わらない情報を使わないということは、生まれ持った性質や運勢などを占うことには適しておらず、「この瞬間に意味がある=物事は必然だ」という概念からも分かるように、恋占いのような相手の気持ちだったり、物事の吉凶だったりを知ることに適しています。
そのため、占うたびに結果が変わることも珍しくありません。
卜に分類される占いには、タロット占い、易占、水晶占いのほか、最も身近なところでおみくじも当てはまります。
相(そう)は現在に「ある」ものを踏まえた未来を占う
相はものの形や見た目と、方角などから占います。
手相や家相、姓名判断などがこれに当たります。
命と卜の間に位置する占いとして、いまの状況を変えたい、あるいはよくするための方法を知りたいというように、既にできあがっている過去を踏まえて、これからの未来を変えていくためのアドバイスを受けることができます。
相には手相や家相のほか、風水や人相占いなどが含まれます。
霊(れい)は見極めることが大事
これまで紹介した三つの占い以外に、て行う占いが霊(れい)であります。
もっと簡単にいうと、いわゆる霊感・霊能力と呼ばれる力を利用して占うもので、占い師の能力に大きく左右されることになります。
例えば守護霊の言葉を聞いたり、目には見えない未来のことを見通すことで、将来に起こるかもしれない出来事について助言したり、あるいは問題の解決方法を提示します。
霊感・霊能力を信じるかどうか、あるいは霊の存在そのものを信じるかどうかで、この占いを信用するかどうかが判断すると同時に、本当に目の前の占い師にそんな特殊能力があるのかどうかを見極めることが重要となります。
これら三つ(+1)の占いの特徴を踏まえると、どの占いが自分に向いているのかを知ることができます。
最後に、これらの占いを簡単にまとめてみました。
占いの種類 | 占えること | 占いの方法 |
---|---|---|
命 | 運命や宿命、その人の持って生まれた性質など | 西洋(せいよう)占術 四柱推命 星座占い |
卜 | 人の気持ちや目先の状況などの吉凶を知るなど | タロット占い 易占 おみくじ |
相 | 現在おかれている状況や、物事の吉凶を知るなど | 手相 姓名判断 家相 |
霊 | 特殊能力を用いて、問題を解決する | 霊感占い ヒーリング 透視 |
「よく当たる」と話題の無料サイトは本当に当たる?
命タイプの占いから試してみよう
占いには種類があり、それらに分類される多くの方法があることが分かりました。
自分にはどの占いがあっているかな?と判断することができたのではないでしょうか。
もし、まだ迷っているという人がいるとすれば、「占いは本当に当たるの?」という疑問をまだお持ちではないですか?
無料占いであればまだしも、お金を払ってまで占ってもらいたいと思う人であれば、「占いは本当に当たるの?」と思う気持ちを持って当然だと思います。
また、自分に最適な占いが分かったところで、それでは実際に占ってもらおうと思ったとき、「占い師のところへいくのはまだちょっと怖い」、あるいは「お金が掛かったのに余りよい占い結果が聞けなかったら嫌だ」と考える人もいませんか?
そこで、もう少し占いについて説明をしていきたいと思います。
そんなときは手軽に占いを体験できるものとして、ネット上にあふれている「無料占い」があります。
スマホでもパソコンでも、「占い」と検索すれば数多くのサイトが表示されます。
無料占いですから、料金はネットに接続する費用だけです。そのため片っ端から試してみるというのもアリですが、やるたびに占いの結果が違ってしまうと逆に迷ってしまいますよね。
そもそも「無料の占いは本当に当たるのか?」と思いませんか?
たとえ無料でも、時間を作ってせっかく占いをするのですから、できれば当たってほしいです。
そこでお手軽感覚で無料の占いサイトを試すのであれば、まずは生年月日などの簡単な項目を入力するだけで結果が出る「命」タイプの占いがおすすめです。
「命」の占いは、生年月日といった変わらない情報を元に判断されるため、実際の占い師に直接占ってもらったとしても、ネットの無料診断と占い結果はそう変わりません。
特に生年月日で占う場合は、結果の出し方は統計学的なものになるため、どの無料占いサイトで占っても余り差のない結果となるでしょう。
ところで、同じ生年月日を持つ人は日本にどれくらいいると思いますか?
簡単な計算方法で出してみましょう。
例えば2017年に生まれた人の数は厚生労働省の発表によると941,000人で、この人数を単純に365日で割ってみると、2,578人となり単純にいって、2017年生まれの人で同じ生年月日の人は2,578人いるということが分かります。
もし彼らの運勢について、生年月日のみで占ったとすれば当然2,578人全員が同じ結果になるでしょう。
機械的な占いであれば同じ結果になってしまいますが、占い師の場合は、生年月日のほかに生まれた時間や場所、性別、そのほかいろいろな情報も加えて占っていくことになるため、一人ひとり違った結果になるわけです。
無料占いの仕組み
ここで無料占いサイトの仕組みについて見ていきましょう。
命の占いであれば統計学的なものから結果を導くため機械で判断することが可能です。
同じ生年月日の人が2017年だけでも2,500人以上存在することを前提とすれば、その人たちの性格や特徴などは統計データとして活用することができます。
しかし卜や相のように、サイトによって結果が異なるものはどのような仕組みになっているのでしょうか。
これは計算式に基づいて結果が表示されたり、あるいはランダムに結果が表示されたりするようになっています。
つまり、こちらも機械が占いをしていることになりますね。
計算式やランダムで表示される占い結果は、本職の占い師がたりす、あるいは監修しているとなっているサイトがあります。
しかし中には「占いのライター」といって、占い師ではない人が占い結果を書いていていることがあります。
しかもこの場合は、もしかしたら全く占いに興味のない、だけど読みやすく共感が持てるような文章が書けるという理由で、依頼を受けたライターが書いている可能性も否定できません。
というのも、ネットでも閲覧できる求人サイトなどで、「占い師募集」「占いのライター募集」のような求人を見かけたことがある人もいるのではないでしょうか。
占い師募集ならまだ分かります。
しかし占いのライターを募集となると、これはもう占い師ではないので、正しい占いの結果なのかどうか結果に疑問が出てきてしまいます。
ただ無料サイトではたくさんの占い結果を作る必要があり、このような方法でなければたくさんの占い結果を用意できないのであれば、仕方がないことなのかも知れません。
それに、卜のように「占いをするこのタイミングが大事」だという概念からいけば、そのとき選ばれた占い結果にも、意味があることになるのではないでしょうか。
無料占いのメリットとデメリット
無料占いはお金を掛けずに、簡単に占えるというメリットがありますが、対面式の占い方法と比べると、ほかにも違ったメリットやデメリットがあります。
無料占いのメリット
「無料」で占いができるほかに、「場所や時間に縛られない」というメリットがあります。
例えば「東京のどこそこにとても当たる占い師がいる」「関西にはいろいろな占いが試せる館(やかた)がある」と聞いても、地方に住んでいるとなかなかそこまで占いをしにいくというのは大変です。
その点、無料サイトはスマホやパソコンがありネットにさえつながれば、いつでもどこでも占いをすることができます。
また人知れず占いたいというときにも最適です。
このほか初対面の占い師にプライベートな内容を相談することに抵抗を感じるという人や、そもそも占い師のいる場所へ出向くのが面倒な人、またちょっとした暇つぶしに利用したいという人にも便利でしょう。
ただ無料占いの場合は、占い結果や占ってもらえる範囲が限定的なものが多く、さらに詳しく占ってもらうには有料となることがあります。
「無料だからこの程度」という前提で、結果に多くを望まない人向けともいえるでしょう。
無料占いのデメリット
無料占いは何もネット上のサイトばかりではありません。
例えばいつも読んでいる雑誌の占いコーナー、朝に身支度をしながら見ているワイドショーの占いなども、無料占いに含まれます。
「今日のラッキーカラーはブルーだったから、青い服を着ていこう」とか「仕事でミスをしてしまうかも?いつも以上に慎重になりましょう」とか、日常のちょっとしたアドバイスとして生活に取り入れている人も多いのではないでしょうか?
「今日のラッキーアイテムはこれこれ」といわれれば、ちょっと意識はしますよね。
中には毎日欠かさず占いコーナーをチェックしてから出かけるというように、パターン化してしまっている人もいるのではないでしょうか?
生活をする上でのちょっとしたスパイスとして、あるいは慣れからくる緩んだ気持ちを引き締める、新たに気合を入れて生活するためなどに占いを利用するというのは良い使い方といえるでしょう。
しかしこれも度が過ぎると危険です。
毎日占いでその日に着る服を決め、その日の予定も占いで出た行動に変更するなど、占いがなければ何も決められないというのは困ったものです。
また、無料占いは興味本位で利用する人もいるのではないでしょうか?
真剣に悩みを持っておらず、面白そうだからといって無料占いをする人もいるようです。
無料占いをしているところも、ある程度は興味本位でしている人がいるだろうと思ってサイト運営をしています。
そのため、真剣に悩んでいる人には、余り向いていない仕組みになっているでしょう。
無料占いだからこそ、占いに振り回されない生活を送れるようにしたいものですね。
占いにはまりすぎないようにしよう
現在、数多くある存在している無料占いサイトには、細部まで的確な結果を明言するようなものはありません。
もっと詳しく知りたい場合は、有料サイトへと誘導されるようになっていることが多く、利用するかどうかは利用者の判断にゆだねられています。
そもそも占いを利用する人は、単純に占いが好きだという人から、抱えている悩みや問題を解決するために占い結果を参考にしようとしている人まで実に様々です。
選択肢を選びきれずに占いに決めてもらおうとした場合、ここで気を付けたいのが「自分の意見に肯定的な占いばかりを求めてしまう」のは危険だということです。
どんな占い結果でも、そのまま受け入れられれば一番です。
しかし、中には結論がまだはっきりと出ていないが、心の中ではある程度結論が出ていて、それを誰かに「大丈夫だよ」と後押ししてほしくて占いを利用すると、自分の意見を後押ししてくれる答えを求めるため、望んだ結果が出るまで何度も占いをしてしまう可能性があります。
そうなってくると無料占いと名の付くものは何でも試し続けてしまうかも知れません。
自分の望む結果が出るまでは占い続けるというのは、占い本来の意味を考えると、意味のない行動といえるでしょう。
占い続けた結果、逆に悩みや問題が根深くなってしまっては困りものです。
そんな場合は、無料占いではなく信頼できる占い師に相談し、占ってもらうことをおすすめします。
よく当たる占い師とは
無料占いでは物足りない人は占い師
無料占いでは物足りなくなったときは、やはり占い師に直接相談し、占ってもらうのが最適です。
ただ、どの占い師が当たるのか?、あるいは信用できるのかが分からず、結局占い師に相談できないという人もいますよね。
ネットで検索してみれば、全国の有名占い師から地元で活動している占い師まで、場合によっては口コミも添えて紹介されています。
利用者の口コミや、占ってもらった人のレビューなどが参考になるでしょう。
占い師の条件
占い師になるためには、幾つかの方法があります。
- 現役占い師に弟子入り
- 学校や教室に入る
- 独学
弟子入りという方法は、現代では現役占い師が開いている教室に通うということと同じ意味になります。
そのほか専門学校に通っていろいろな占いの勉強をすることは、数ある手法の中で自分が得意だと思える占い技術を身に着けることができます。
また書店には多数の占いに関する書籍が並んでいますから、自分で勉強し占い師となる人もいます。
そもそも占い師は特別な免許というものがあるわけでなく、占いが得意だから占い師になろうと決めれば占い師になることができます。
占いの基礎を学んでいく上で、自分に合う方法などを見つけることが必要になります。
占いの技術のほかにも、カウンセリングや相手の気持ちを読み取る能力を養う必要があります。
何でも話してしまいたくなるような話術や、相手の感情や気持ちを引き出す能力は、相談者からいかに占いに必要となる情報を聞き出すことができるかで、占いの精度も変わってくるため占い師に必要といえるでしょう。
特別な資格などは必要ないものの、数多くの占い経験を積み、スキルを磨くための努力が必要な職種であるともいえますね。
話題の「よく当たる占い師」は本当に当たる?
当たる占い師は稼いでいる
ただ口コミもレビューもなければ、どうやって当たる占い師を見極めればいいのか悩みどころです。
そもそも「当たる占い師」と「当たらないといわれる占い師」では一体何が違うのでしょうか。
占い師になる人は、占いが好きで「人の役に立てればいい」という考えで活動している人もいる一方で、巨大な占い業界で稼ぐために「占い師」になる人もいます。
「職業」として占い師を成立させるためには、稼げなければ意味がしません。
となると、実はここに「当たる占い師=稼げる占い師」という図式が成立します。
「あの人の占い当たるよ!」という口コミやレビューがあればあるほど、人気が出て占ってほしい人が殺到します。
逆に当たらない占い師であれば、一気に「あの占い師は当たらない」と口コミが広がってしまい、誰も占いをお願いしにはいかないでしょう。
ただ当たる占い師であっても、技術はいまいちという人がまぎれていることもありますので気を付けてください。
そこが難しいところですね。
余り当たらないのに自信たっぷりにいわれると、信じてしまうこともあるでしょう。
またネットに口コミやレビューがなく、余り有名ではない占い師であっても、実は表立っていないだけで地元では有名だということもあります。
結局のところ、どの占い師がいいのかという判断は、自分が信用できるかどうかということになります。
信用できない人には、こみ入った相談はできませんよね。
占い師も同じで、しかも彼らには報酬を払うわけですから、自信たっぷりでも自信なさげの様子であっても、自分が「信頼できるかどうか」ということが占い師選びのポイントになるでしょう。
ただ、そういうものの初対面の占い師を信用できるかどうかは難しいです。
占い師が利用者の信頼を得るために心がけていること
ところで、占い師は相談者に信頼をしてもらうために、心がけていることがあります。
そのひとつが「怪しまれない」ということで、これは多くの占い師が特に気を使っているポイントです。
よくドラマやアニメなどに出てくる占い師は、うす暗い部屋の中でローブを被り水晶玉を使って占っています。
しかし実際の占い師にはそんな衣装を着て、いかにも「占い師」といった格好をしている人はほぼいません。
初対面の相手には第一印象が重要であり、さらに服装や店の雰囲気なども印象ポイントになるため、ふだんから男性でも女性でも、服装やメイク、店内の雰囲気作りなどにも気を配っているのです。
そして「この占い師は信用できる」と判断するポイントのひとつとして、「ものを売りつけてこない」というものがあります。
相談者の不安をあおり、「災いを避けるにはこのアイテムがおすすめです」と占いを利用して高額なものを売りつけるような占い師も存在します。
しかしアイテムなどに頼らずとも、的確な言葉によるアドバイスで相談者の悩みや問題に解決の糸口を与えてくれるような占い師こそ、「信頼」することができる占い師ではないでしょうか。
占い師に相談してみたと考えている人は、上記のポイントを踏まえさらに口コミやレビューなども参考にして、自分にあった信頼できる占い師を見つけてくださいね。
修験占い法とは
修験占いとは
さて、ここからは当サイトの修験占いについて説明していきます。
当家、甑獄山観音寺(しょうがくさんかんのんじ)は、大化4年(648年)に寺が開かれて以来、代々山伏としてお祈りや相談役として人々にアドバイスをしてきました。
特に占いでは、農作業に必要な天候の見極めや、日常のトラブルなどの解決に大きな力を発揮しました。
修験道(しゅげんどう)では山に登ったり川が流れる峡谷に入ったり、絶えず自然の中に身をおくことで精神を研ぎ澄まし、身を清め、神仏に奉仕する方法を身に付けているのです。
そして世界の気配を感じて、人々の幸せを祈ってきました。
※修験道(しゅげんどう)…仏教に山岳信仰を取り入れた日本独自の宗教のこと
修験占いではこうした自然の動きを中心にして運気を見ていきます。
具体的にいうと、まず暦を使ってときの流れを見ます。
占う人の運気を鑑定し、そこに生まれた日も併せて「生まれた星」を決定します。
星は何でも知っているのです。
そして、暦で占う人の運気のリズムを知ることができます。
まず生まれ年で9通りに分類されます。
さらにここから、生まれた日でも前世より引き継いだ9通りの運命に分けられるのです。
そして27に割り振られた「これからの運命」も加えて運気を求めていくことになります。
このようにして9×9×27=2,189通りの運気を割り出すのです。
しかし数字で表せるのは2,189という限られた数だけで、ここからさらに月の満ち欠けや、毎日朝夕ささげている祈りの中で感じ取ることができる、自然に満ちる気の強さも加えて運勢を判断していくことになります。
こうなってくるともはや数字で表すことができません。
このようにして、一人ひとりのオリジナルの運気が決定されることになるわけです。
必要があれば、易でも運気を見ていきます。
つまり修験占いは命、卜、相、霊のすべてを使って行う占いの総合格闘技、別の例えでいうと「何でもそろう総合デパート」のような占いなのです。
興味のある方はお気軽に相談してください。
修験占いの歴史
修験占いは甑嶽山観音寺の別当(べっとう)を代々つとめてきた、当家に数100年来伝わる占いです。
暦、九星占い、密教占星術、易学に修験道の世界観を取り入れて成立しました。
※別当(べっとう)…寺務を管理する長のこと
修験道は自然の中に存在する神様や仏様の居場所を特定し、そこを修行の場としています。
神様や仏様の住む天空に、日々動いて変化する星や月、その月に面影を映す太陽を曼荼羅(まんだら)として、運命の物語を読み解いていくわけです。
※曼荼羅(まんだら)…密教で考えられている世界の悟りを表したもの
このように修験占いは実際の自然の中で修行を重ね、また神仏に祈りをささげて築き上げてきたもので、誰でもできるものではないのです。
お月さまの話を例に例えて話をします。
海では満ち潮と引き潮が繰り返されていますが、これは月の引力が地球を風船のように膨らませたり、縮めたりして起きる現象です。
人間の体の6割も水分でできているので、当然、月の力も大いに人間の体に作用することになります。
こうした日々の変化がいかに人に影響し、身体に作用するのかを見極めながら、それぞれの運命を導き出していくことになります。
当家ではこうした日々の変化に合わせて、さらに世に起こった出来事を代々記録しています。
修験占いは、こうした蓄積があって成り立つ秘法なのです。
最強の占い師~修験占法師
修験占いは単純に本で読んだり、人から教えてもらったりすることでできるものではありません。
まず修験道を学び自然の中に入って修行し、神仏に祈りをささげ、森羅万象の声が聞こえるようになるまで、自分を研ぎ澄ませる必要があります。
というのも、ひとり一人の運命に影響を与える自然界に満ちたエネルギーは、占いを行うときにも常に変化しています。
日々祈りをささげていなければ、この微妙な変化を読み取ることができません。
これらが実践できた者でなければ修験占いはできないのです。
修験占いを実践できる者は、本物の山伏でなければつとまりません。
当家は代々修験道を伝える別当家の72代目として、神仏に奉仕し祈りをささげてきました。
毎日の祈りの中では時空の流れを直接感じています。
祈りというとどこかおどろおどろした話に聞こえるかも知れませんが、そんなことはありません。
ただ世のなかには、実際に恨みや亡霊などの霊障を運命の原因として説く占い師もいます。
しかし運命とはそういうものではなく、例えるなら森羅万象の流れに帆を張る舟のようなものです。
その方向に帆を向け櫓(ろ)をこぐかで、その行き先は雲泥の差となります。
運命は自分で切り開くものであり、その手助けをするのが修験占いなのです。
修験占いで分かること
修験占いは、占ってほしいという人の運命が分かります。
どのような性格でどういったものに心を動かされるのかを知ることは、人生を重ねていく上で身の回りの物事にどのように対応していくと良いのかを知ることが大事です。
またその結果どのような未来をすすんでいくことができるのかなど、今後の命運の方向どのような道なのかが修験占いで判断できます。
また過去にさかのぼることで、現在抱えている問題の原因がどこにあるのかを探ることもできます。
さらにこれから起こるかもしれない、トラブルを予見することも可能です。
それは暦や月、星の運行から、占う人のラッキーデーや、反対に最悪となる日をピンポイントで割り出すことができるからです。
吉方(幸運をもたらす方向)や凶方(避けるべき方向)を知ることができれば、旅行や開運をもたらす場所などが分かり、旅行の場合はさらにいつ出かけるべきか、あるいは避けるべき日時も知ることができます。
人間関係でも、例えば結婚相手や、交際相手との相性についても分かります。
学校の友人や先生、職場の同僚・上司との人間関係についてもアドバイスが可能です。
いつ告白するか、いつ別れを切り出すべきかといったタイミングについても、ベストな日時を割り出すことができます。
修験占いに相談いただいた方には、ベストな日やトラブルを予見するための目安となる1か月のカレンダーをお渡しします。
このように様々なことを占うことができますので、気軽に相談をしてください。
占い料金
修験占いでは、下記のような料金設定となっています。是非参考にしてください。
- 20分5,000円(延長は10分ごとに1,000円追加)
- 電話での相談も可
- まずはお気軽に相談いただけるように、10分間無料で鑑定をします(ただし、未来を予見するカレンダーはつきません)
なお、予約をいただいた時間を超えてしまう場合は、次にお待ちの方もいらっしゃいますので、あらためて日時を決めて相談をさせていただきます。
相談された方が納得いくまで、お話をさせていただきますので気軽にお伝えください。
なお、延長の指定があった場合は、10分ごとに1,000円が加算されます。
30分で行える標準的鑑定内容は次の通りです。
一般的に運気全般
○性格鑑定とアドバイス
○一年の運気判定
○1か月の詳細な運気判定
相性鑑定
○お二人の性格鑑定
○相性判断
ご不明な点などは、お気軽に問い合わせください。